
昨夜は富良野GROUPの2009夏ロングラン公演の「歸國(きこく)」を観てきました。始まってすぐに観にいき、今回は2度目。回数を重ねるごとにぐっと心に迫るものがあります。
今回は六十余年ぶりに歸國を果たした第二次世界大戦で散った英霊達が今の日本を見てどう思ったか、というもの。彼等は平和を、そして祖国の繁栄を願って国のために死んでいきました。今の日本は彼等が喜ぶような社会になったか?それを問いかける内容で、私達も日々考えているテーマでもあります。
心に残ったシーンは数多くありますが、私が一番心に残ったセリフがあります。それは
「便利と豊かを勘違いしている」
今の暮しは確かに便利になりました。私の小さい頃はまだテレビのリモコンなんてものはなく、チャンネルを変えたければテレビまで行ったものです。いつの間にはリモコンになり、人間は体を動かすことがなくなりました。さらには掃除機ロボットなるものまで!果たしてそれで私達の生活は心豊かなものになったでしょうか?電子音に囲まれて、自然の音を忘れてしまった私達の暮しは本当に豊かなのか…?私ももちろん、便利な生活をしている人間です。でもそれに慣れてしまった自分を時々だけれども情けなく思うこともあります。他にも色々思うことがあるのですが、なかなか上手く文章にできなくて…。
ただしっかりはっきり言えることは、日本はけして正しい方向には変わっていないということ。
六十余年前に散っていった英霊達に堂々と胸を張って「今の日本は平和で豊かです」とは言えないということ。
軍国主義がはびこっていたあの時代が良いと言っているのではありません。思いやりや家族の絆が忘れられてしまった今の社会は、愛する人を思い・家族を思って死んでいった英霊達にはあまりにも残酷だと思うのです。あと1ヶ月ほどで終戦記念日を迎えます。「良い劇だったね〜」で終わるのではなく、しっかりと考えていきたいと思いました。

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